ヘッドスパとこだわりシャンプーの話
本日の目次
ハッチヘアー人気のヘッドスパ&シャンプーの裏話
今日はシャンプーに対するこだわり、といいますか私が気を付けている事を書いてみます。
シャンプーにまつわる話シリーズはこちら↓
自分がシャンプーやってもらって下手くそだとガックリする
一番はこれじゃないでしょうか。
私、シャンプーやってもらうの好きなんです^^
気持ちが良いですし。
でもやってもらってて思うのが、すごく繊細な作業だなとも思うんですね。
顔まわりや耳周りは私は敏感ですし。
耳に水が入ったり泡が入って音がこもるような状態になったりすると、めっちゃ気になります。
あとフェイスガーゼが微妙にずれてくるのも(笑)
口をもにょもにょさせて定位置に戻したりとか。。(笑)
調度よく洗ってもらったなと思ったら、何故だか頭のある一か所だけは洗ってくれないとか。
シャワーヘッドの金属音や、シャワー音のリズムが一定ではなくアチャコチャしてるなだとか、
頭触ってくれる一連の動作が「本当に触ってるだけなんだな」だとか。
私の場合ですが、目がふさがれている分、耳や感覚が異様に研ぎ澄まされるんですよ。
最後のサービスでやってくれる頭皮マッサージが、ツボはずれまくりだなー。
とりあえずサービスだし押してくれてるだけ、まあいいかみたいな。
気持ちが良いことは確かだし。とね。
疑問だらけのシャンプー
職業柄かもしれないのですが、私は沢山疑問を感じるんですね。
シャンプーをして満足ではなく、人を感動感激させるためにはどうすればいいんだろうって。
私がJrスタイリストの時、飛び込み指名で再来の女性の方がご来店されました。
Jrスタイリストでまだ月指名のお客様が100名にも満たない時です。
お客様がまだ少ないJrスタイリストは、シャンプーから何から全て自分一人でやらなくてはいけないんですね。
アシスタントが手伝ってはいけないんです。
シャンプーブロートリートメントのみの施術でした。
この施術内容はアシスタントでも行える内容で再来とはいえ、わざわざ私指名で来て頂いたのを不思議に思いました。
で。
シャンプー台で施術しはじめたんですね。
当時の北朝鮮式スパルタ美容室はバックシャンプーといって15年前だと画期的なマッサージができるシャンプー台でした。
今では主流ですけどね^^
フェイスガーゼをせずにシャンプーをするんですが、シャンプーマッサージ中にその女性の方がポロポロと泣き始めたんです。
涙がつたって耳の穴にはいるぐらい。
目を閉じたまま、もう涙が止まらないという感じでした。
何か悩み事や心がモヤつく事があったのでしょうか。
真相はわかりませんが、Jrスタイリストほやほやで湯気が立ってる私は、女性の涙をみてオタオタしながら、
とりあえずタオルでアイマスクをして、ただひたすら頭皮マッサージをしました。
ヘッドスパより長いマッサージじゃね??
というぐらいマッサージをし続けました(他にお客様もいなかったですし^^;)
そのころは例の核ボタンを押すかのようにぎゅーーぎゅー無差別に押すテロヘッドマッサージです。。
当時の私はこのやり方が最高だと自負しておりました。。
すっきりした顔で、泣いたことを気恥ずかしそうに何度も謝る女性に、
いつも以上に、良いトリートメントをつけまっす!!!!とわけの分からない事を伝え、
また何かあったらいつでも来てくださいねと見送りました。
その後その女性が来店されることはありませんでした。
美容室はどこか特別な場所と感じる
「髪を切って気分転換に」とご来店される方も沢山いらっしゃいます。
そういった意味でも美容室は色々な意味合いがあるのだなあと感じさせられます。
ある程度美容歴を積み重ねれば、誰でもそこそこ満足して頂く技術は身に着けられると思っています。
現時点の自分がそれができているかは定かではありませんが「満足」「良かった」ではなく、
人の心をなにかしら揺さぶるシャンプーがしたいんですよ。
自分の技術で人の心を震わせたいんです。
人を感動させるには、つきぬけなければいけません。
シャンプー後に頂く「ああ気持ちよかった」「すっきりした」という言葉で満足してはいけないと思っていますし、
むしろ言葉もでないほど、シャンプーで「骨抜き」にしたいんです。
真面目に。
自分が考えていること思っていることを正直に書けば書くほど自分の首がしまっていく公式ブログですが(笑)、
自分がシャンプーにかける想いはこういった感じです。
次回は気をつけている手順や技術面を書こうと思います^^。
織田
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